| まほうつかい
ふぅー、と珊瑚は長い溜息を吐きながら、ペラペラと魔法書を捲った。調べたいことは山程あるはずなのに、こんな風に集中力が切れてしまっては、もうどうにもならない。どうしてあの男はわざわざ視界に入るところで女を口説き始めるのか。毎度のことながら、どうせやるならもっと見えないところでして欲しい。
「あちゃー。弥勒さまったら」
「いいよ。かごめちゃん。魔法師さまのアレは病気」
華やかな魔法女子学生たちを集めてのそれはもはや見慣れた光景。別に見慣れたくて見慣れたわけじゃないけれど、そうして慣れてなきゃ正直、身が持たない。女の子たちの楽しげな笑い声を鬱陶しく思い、珊瑚はとうとうページを捲ることすら止めた。
へらへら笑う顔を睨みつける。なにを勘違いしているのか、はたまた神経が図太いのか。どっちだろう。もう珊瑚にはわからないけれど、アイドルの様に慣れた仕草で投げキスをされると本当にイラッとした。
「そうだ。ねえ珊瑚ちゃん。いいものあげる」
「いいもの?」
不貞腐れる珊瑚を見兼ねてなのか。いきなり花のような愛らしい笑顔でそう言うかごめに珊瑚は戸惑った。かごめとの付き合いはそこそこ長いし、とてもいい子なのは十二分に知っている。けれど、こんな屈託ない笑顔のときに限って、実はろくでもない事を考えていたりする。現に何度かこの笑顔に負けて、かごめの思惑に巻き込まれたことがある。もちろんかごめに悪気はない。だから、どうしたって憎めないのだけれど。
「試作品なんだけどね、これ」
かごめがカバンから取り出したのは、ピンクの液体が入った小さな瓶だった。そう言えば最近、熱心になにかを研究していると思ったら、これを作っていたのか。合点がいく。
「で、なんなの?これ」
「なんと惚れ薬!」
やけに目をキラキラと輝かして言うから、珊瑚は小瓶を見ながら小さな溜息を吐いた。おそらく間違いない。かごめはどうせ、これを弥勒に飲ませろと言うに決まってる。本当に毎度毎度かごめはどうにかして弥勒と珊瑚をくっ付けようと躍起になる。だけど、珊瑚自身あまりそれについてノリ気ではなかった。
だって、弥勒がやんわりと断わる度、自分の気持ちを伝えてもいないのにフラれたような気分になってしまうからだ。優しい言い方、接し方ではあるけれど拒否に違いない。
それでも他の女の子たちよりは幾分か近い存在であるとは思う。逆に女として見られてない気もするけれど結局、色んな支援やチャンスがあっても珊瑚は自分の意気地の無さゆえ、いつまで経っても弥勒に気持ちを伝えられないのだ。
その弥勒はといえば、普段あれだけチャラチャラしていても、魔法のレベルから言えば弥勒は珊瑚たちより1級も2級も上の存在。階級だって「魔法師」という立派なものだ。まだ見習いから卒業したばかりの珊瑚たちとは比べ物にならない。
性格が性格だから、つい忘れてしまうんだけど。
「惚れ薬って、かごめちゃんってばまた変なもん作って。」
「これを少しでいいのよ。弥勒さまに飲ませればOK!」
「でもそんなの」
「大丈夫。期限は夜中の12時まで。まだ試作品だから」
なにが大丈夫なんだ。そう思いながら、強引なかごめに押し付けられるような形で、珊瑚はそれを受け取った。別に断れなかったわけじゃない。ただ期限がたった数時間だけならば使ってみたい。嫌がる素振りをしながら、そう思ってしまった。
「珊瑚。隣いいですか?」
「あ、魔法師様」
かごめが犬夜叉と仲良く帰ったあと。魔法書を読んでいた珊瑚に声を掛けたのは彼だった。先ほどまで話題の中心にいた人物でもあるし、今や「惚れ薬」という下心さえある身としては平静な顔していることに少し罪悪感を感じる。声が上擦ったのは、その所為だ。
横に座られて、緊張がぐっと増す。もっと離れてくれたらいいのに弥勒は少し動いたら肩が触れ合ってしまいそうな近距離にいる。いつだって彼は、スキンシップ過剰だ。ページを捲る手がぎこちなくないか、大きく鳴り響く心臓の音が聞こえやしないかと、珊瑚の頭の中は今にも破裂しそう。
あたりさわりない会話。上手くできない自分がもどかしくなる。
さっきまで彼を取り巻いていた女の子たちを思い出す。彼女たちは華やかで愛らしかった。それに比べて自分は、と珊瑚はつい自分を卑下してしまう。こんな自分を好きになってくれるわけがない、と。
ポケットにある惚れ薬の瓶を、珊瑚はぎゅっと握った。
「そ、そうだ。魔法師さま。何か飲む?あたし買ってくるよ」
「いいんですか?じゃあ、お願いします」
コインを渡そうとしてくる手を押し返して、珊瑚は売店へ走って向かった。自分でもどうかしてるとは思うのだけれど、たった数時間。たった半日だけ、恋が叶った夢を見てみたい。遠くで見てるだけなら我慢できたけれど、隣にいてくれる今そんな我慢はできない。
近くにいてくれるなら、もっと近くにいてほしくなる。見つめて欲しくなる。そんな気持ちはいくらだって溢れて、留まることを知らない。
コインを受け取らなかったのは、せめてもの、慰謝料。
かごめの作った惚れ薬入りの特性緑茶。弥勒がそれを口に運ぶ瞬間を、珊瑚は食い入るように見つめた。早く飲んで!早く飲んで!と心の中で弥勒を急かす。
「飲む姿まで、絵になってます?」
もちろん弥勒がその熱視線に気付かないわけがない。そう困ったように笑いながら一口だけ、弥勒はそれを飲んだ。珊瑚にとって、待ちに待ったその瞬間。心臓が口から飛び出してしまいそうな程のドキドキを感じながら、珊瑚は弥勒からの第一声を待った。
ゆっくりと、弥勒の目が珊瑚へと向けられる。そして数度の瞬き。
「!」
キスされたと気付くまでには数秒の時間を要した。それはなにも珊瑚がそういった経験値が低いことだけが原因ではない。弥勒があまりに鮮やかに手早く、珊瑚の唇を奪ったのだ。そして、キスされていると気付いてしまえばもう、頭の中は一瞬で真っ白に。どうしたらいいのか分らず、目を瞑るのも忘れて珊瑚はそのまま弥勒の白い瞼を見つめた。
その中で、珊瑚はどこか冷静に弥勒の睫の長さに関心していた。
それだけ今の状況は珊瑚にとってまるで現実味がなく、他人事のようなのだ。
ゆっくりと唇が離れる。離れてしまうことに、どこか名残惜しさを感じた自分が厭らしく思えて珊瑚は目を伏せる。生まれて初めてのキス。それがたとえ魔法のおかげであっても、現実にこうして弥勒とキスをした。戸惑いと罪悪感と嬉しさがごちゃまぜになって、どうしたらいいのかわからなかった。
「すまない珊瑚。突然こんなこと」
「う、ううん」
「急に我慢できなくなった。おかしいなあ。」
そう言いながら弥勒は珊瑚の肩を抱き寄せて、赤く染まる頬に軽いキスを落とす。おまけに、耳元に囁きかけてくる弥勒の声は、今まで聞いたことないほどに甘い。だが、人通りが少ないとはいえ、ここは公の場所。カフェだ。体を密着させてくる弥勒をどうにか押しのけて、珊瑚は自らのスカートの裾を握った。恥ずかしいけれど、嬉しい。嬉しくて震えだしそう。
それがたとえ魔法のおかげだとしても、それでも。
「…ここじゃ、その、人いるし。」
「ねえ、わたしの家に来ませんか。珊瑚と離れたくない」
「…っうん」
やたら切羽詰った弥勒の熱い視線。珊瑚は大きく頷いた。
別に今まで、家に行ったことがないわけじゃない。けれど、それと今日とじゃ話が違う。前は他の人もいたし、まだキスだってしていなかった。今日はキスだけじゃ済まないかもしれない。そんなことは簡単に想像がつく。でも、それでもいい。今、傍にいたい。珊瑚は自分がこんなに馬鹿な女だったとは思わなかった。こんな作り物に踊らされて、喜び、期待してる。
明日になったら全て終わるのに。それでも。それでもいい。
弥勒の家に着いてからも、珊瑚はずっと弥勒に抱きしめられたまま過ごした。キスをして他愛ない話をしていると、まるで本当の恋人同士。弥勒がこんなに甘い声で囁くことも、子猫な態度をするということも、今日まで珊瑚は知らなかった。
「好きだよ珊瑚。今日は帰らないで。」
「それって、」
「離れたくないんだよ。」
弥勒はそう言うけれど、時計は既に深夜。あと十数分もしたら、日付が変わって魔法が解ける。魔法を維持できたらいいけど、これは珊瑚が作った魔法ではない。仕組みがわからない以上、どうしようもない。終わるものは終わる。魔法は解ける。それは拒みようのない現実だった。
「いい?珊瑚。好きなんだ。」
「で、でも」
どうしようかと色々考えてる間に、弥勒にベットへ押し倒されてしまった。思ったより衝撃はなく、恐る恐る瞑った目を開くと今まで見たこともない顔をした弥勒がいた。胸が高鳴る。確かに弥勒の外見は整っているけど、なにもそこを好きになったわけじゃない。それはハッキリといえることだ。でも、いざ目の前にその綺麗な顔あって、否応なしに珊瑚の頬は熱くなった。
ついつい、見蕩れてしまう。
「珊瑚」
甘い声で呼ばれて、珊瑚はハッと現実に戻った。もうすぐ魔法が解けるっていうのに、こんなところで流されてる場合ではない。
「ちょっと、離して」
「どうして?」
落ちてくる優しいキスを受けながらも珊瑚は必死に身を捩って抵抗をした。魔法が解けるというのもあるけど、女を押し倒すことに慣れてるっていうのも気に食わない。たいだい考えてみれば今の弥勒が思う恋心はあくまで薬の力によるもので、本音じゃない。
魔法から醒める心の準備を、珊瑚はしなければならないのだ。
「魔法師様は12時を過ぎても、あたしのこと、好きかな」
「好きですよ。当たり前じゃないですか」
珊瑚の小さな呟きに、弥勒は当然だと言わんばかりにハッキリと答えた。そりゃあ今はそう思っていて当然。魔法がかかっているんだから。と、そんな卑屈な考えしかできない自分を珊瑚は嫌いだ。嫌いだけれど、そう思わずにいられない。
一方で、たとえ魔法のおかげだとしてもその言葉が聞けて嬉しかった。嬉しいけれどけれど、同時にすごくすごく切ない。
なんて馬鹿なことをしたんだろう。今になって珊瑚はそう思った。そして、とうとう涙が出た。本当に幸せだと思ったし、抱きしめてくれるのもキスしてくれるのも、嬉しくて堪らなかった。だけど、そんなのは幻で夢でしかない。今、優しく微笑んでくれる彼は、彼じゃない。
「ごめんね、ごめんなさい。」
「珊瑚。恐かった?ごめん。泣かないで」
「違う。違うよ、ごめんね。」
よしよし、と弥勒の手が優しく珊瑚の頭を撫でた。時計は着実に進んでいってしまう。あと数分で全てが目覚めてしまう。珊瑚は弥勒の目を見つめた。今日、珊瑚が一体弥勒になにをしたのか。それについてはきっと黙っていた方がいいのだろう。だけど、そんなことはもうできなかった。
きっと軽蔑されてしまう。嫌われてしまう。それは人の心を玩んだ罪なのだ。折れそうになる心を必死に支えて、珊瑚は口を開いた。
「魔法師様に実は、惚れ薬をね、飲ませたんだ。」
「わたしに?」
「うん。12時で解ける」
信じられないとでも言いたげに、弥勒は目を真ん丸くさせた。そして、ハッと気付いたように壁に掛かっている時計を確認した。残りは数分。弥勒はギュッと珊瑚を抱きしめた。その予想だにしなかった弥勒の行動に珊瑚は驚いたけれど、最後なんだから。と、同じだけの力で抱き返した。
「わたしは12時を過ぎてもきっと、お前を好きでいる」
「今だけさ。そう思うのは。」
「そんなことない。ずっと前から思ってる」
弥勒の腕の中から、珊瑚は時計を見る。あと数秒だ。3、2、1、小さな声で数えた。
抱きしめてくれた強い力が抜ける。本当に終わってしまったんだ、と珊瑚は胸が苦しくなった。まるで心臓を握りつぶされたみたいに苦しくて、息もできない。やっぱり魔法は解けてしまった。そして何より、弥勒になんて言われるのかが恐くて、顔を上げられない。
「珊瑚」
俯いたままの珊瑚の肩に触れて、弥勒は優しく名を呼んだ。
てっきり怒られたり、軽蔑されるとばかり思っていた珊瑚だから、弥勒のその優しい声はあまりに予想外。なにか裏があるんじゃないかと、そう勘ぐってしまうほど。
顔を上げてみると、弥勒は確かに呆れ返っていたけれど、決して怒ってはいなかった。
「今日1日、やたら我慢できないと思ったら、惚れ薬ですか」
「ごめん。」
それは、いつもの落ち着き払った口調だった。あの先ほどまでの甘えた態度がスッとなくなっていて、本当にいつも通りの弥勒。改めて、魔法は解けたんだと実感する。
申し訳なさやら後悔やら色々な気持ちが入り混じったまま相変わらずベットの上。珊瑚はスカートの裾を握った。そんな風に小さくなる珊瑚はどこから見ても充分なくらい反省している。小言でも言ってやろうと思っていた弥勒だけれど、そんな様子を見ては何も言えない。
「キス。ごめんね、珊瑚」
「えっ」
「でも、ほんと。惚れ薬なんてなくても、好きだったのに」
笑いながら弥勒はそう言った。下ばかり見ていた珊瑚だけれど、その言葉を聞いた瞬間まるで弾かれたように顔をあげた。さっき弥勒が目を丸くしたときよりも、もっともっと目を丸くして、まじまじと見つめる。元々大きな目なのに、あんまりにも丸く大きくなったから、眼球が落ちてしまいそうで弥勒は少しハラハラした。あとちょっと大きくなったら、万が一に備えて手を差し伸べてしまうところだった。
そんな弥勒の杞憂を知るわけもなく、珊瑚の頭の中は弥勒からの「好き」で頭が一杯。それもそう。今まで弥勒はそんな素振り見せたこと1度もなかった。まさか。あるわけない。思考回路が全く追いつかない。じゃあ夢の続きだろうと思って、珊瑚は弥勒の頬に手を伸ばす。
あったかい。先ほどと同じ体温がそこにはある。夢ではない。
「ほんとです。」
「だって、そんなの全然わかんないよ」
「わたしなりに、大切にしていたつもりだったんですが」
弥勒にとって、珊瑚だけが他の女と隔てられている存在だった。他の女は簡単に口説き触れられるけど、珊瑚は違う。かごめが躍起になっているのも知っていたけれど、どうせ気持ちを伝えるのなら、いつか自分で。と思っていた。
それがまた珊瑚を勘違いの渦に巻き込んでいたなんて弥勒は今も気付かない。珊瑚もまた、そんな弥勒の意図があったとは知る由もない。
「さて、珊瑚。家まで送ります」
ベットから立ち上がって、弥勒は部屋に置いてある小瓶をいくつかポケットに忍ばせた。どれも魔法の元。魔法師という職業柄、いくつも無駄にもっている。
弥勒が準備を整えたにも関わらず、珊瑚はベットに座ったまま小首を傾げていた。
「え?だって、さっき」
だが言いかけて、珊瑚は口篭る。さっき、弥勒は確かに珊瑚を抱こうとした。でもそれは惚れ薬のせいであって、本来の弥勒の行動ではない。しかもそんなことを自分から言い出すなんて、まるで期待しているみたいだ。
自分のあまりに大胆、かつ恥知らずな行動に珊瑚は頬を染めた。
弥勒にとっちゃ、それすら惚れ薬以上のパワーを発する。ただ、その事実を珊瑚がわかっているわけもない。弥勒は自分の理性を存分に褒めてやった。
「あんまり可愛い顔してると、ほんとに食べちゃいますよ」
「あっ、はい、帰ります」
「うん」
珊瑚の慌てた様子が可笑しかったのだろう。弥勒は笑いながら珊瑚に手を差した。一瞬戸惑った珊瑚だけれど、恐る恐るその手を握る。すると握り返してくれた弥勒はやはりいつもの弥勒だった。惚れ薬でああなった弥勒もよかったけれど、やはりこっちの方が好きだと珊瑚は改めて思う。大人で、余裕があって、優しい弥勒がずっと好きだったのだ。
「魔法師様」
「うん?」
「ほんとに今も好き?」
「しつこいですね。好きです。だーいすき」
帰り道。珊瑚は弥勒が魔法で出すハートのキャンディを捕まえて歩いた。先ほど弥勒がポケットに忍ばせた魔法の瓶はこのため。ささやかなプレゼントだ。弥勒は珊瑚の目を盗んでは沢山のキャンディを宙の浮かべて、「これで信じてくれますよね」なんて言う。その顔がやたら自慢気で、どうしてか珊瑚は妙に弥勒が可愛らく見えた。
家に着くころ。キャンディは珊瑚のカバン一杯になっていた。こんなにたくさんあったら信じないわけにはいかない。大小様々なハートを抱えて珊瑚は微笑む。ひとつ、小さなハートの包み紙をあけて口に放った。甘い味がゆっくりと口の中に広がっていく。
「甘いね」
「他にも10種類くらい味ありますよ。サービスです。」
じゃあ、これは一体なに味なんだろう。珊瑚はそう考えかけて、やめた。今はもうそんなことはどうでもいいのだ。これは恋の味。大好きな人との、甘酸っぱい恋の味だ。
「珊瑚」
「ん」
名前を呼ばれて顔を上げると、軽くキスが落ちてきた。慣れない行為に目を伏せると、弥勒が笑う。
「甘いね。じゃあ、おやすみ」
なんだか名残惜しくて、珊瑚はしばらく弥勒の後ろ姿を見送った。来るときは普通に地面を歩いていたくせに、帰りは空を歩いていくなんて横着。だけど今日の綺麗な満月と合間って、すごく絵になる。ようやく弥勒の姿が見えなくなってから、珊瑚は部屋のドアを閉めた。
両手に抱えたキャンディが、歩くたびに1つ2つ零れたけれど気にしない。かごめに何個かあげよう。きっと喜んでくれるだろうと思う。
こんな魔法があるとはしらなかった。彼の笑顔が、声が、ぬくもりが、全てが珊瑚に魔法をかける。
やっぱり彼は、すごい魔法使いだった。
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ファンタジーな雰囲気にしようと思った筈なんですけど、思ったより魔法を使いやがりませんでした。わたし的にはもっとさ、ふぁーっと魔法を使って欲しかった!
それにしてもファンタジーな法師!っていうか「魔法師」てなんだ。失笑。
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